2014年06月19日

京都人気質なのかも!?京都府は着々と脱原発へ向かっているようです


Geisha Girls in Kyoto / Shadowgate


衆議院議長伊吹文明さんの東日本大震災追悼式での「脱原発」の背景とは?の続きみたいな記事です。

最近、こんなニュースがありました。
天然ガス発電所を誘致 京都府方針、内陸に小規模施設 京都新聞 2014年06月18日
京都府は、出力10万キロワット以下の小規模天然ガス発電所を、
府の内陸部に誘致する方針を固めた。
小規模であれば
既設の都市ガス網から比較的容易に燃料の供給を受けることが可能で、
府は太陽光など発電が不安定な再生可能エネルギーを下支えする
「調整電源」と位置づけ、原発に依存しない社会づくりを目指す。
…というもの。

京都府は2013年5月に策定した「京都エコ・エネルギー戦略」を推進中で、
2030年度をめどに
府内に立地する電源だけで府内の電力需給を賄う「エネルギー自給京都」
を掲げてるんですね。

京都市も政令指定都市としては初となる「原発に依存しない社会を目指す」
をエネルギー政策推進戦略素案をまとめたのでした。
京都市「原発依存せず」 政令市初、エネ戦略素案明記 京都新聞 2013年10月07日

京都府・京都市揃い踏みで脱原発を推進するようになってるので、
衆議院議長伊吹文明さんの東日本大震災追悼式での「脱原発」の背景とは?
に書きましたが、
2014年3月11日の東日本大震災追悼式で
伊吹文明衆議院議長(京都一区)も「脱原発」に触れられたんですよね。

伊吹さんといえば、亀井静香さんを裏切って郵政民営化で寝返り、
亀井派をそのまま伊吹派にしてしまった方。
そういった論功行賞で第一次安倍内閣では文部科学大臣に。
そして今回の第二次安倍内閣では、三権の長である衆議院議長に。

原発推進、さらなる原発建設に意欲を見せる
安倍さんに反旗を翻す原動力になったのは、京都府と京都市の力なのでは?
と思っています。


京都エコエネルギー戦略
まるで大飯原発差し止め請求の福井地裁判決のように、
「原発の危険に関する教科書」福井地裁大飯原発運転差し止め判決要旨全文まとめ
東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故を契機に…
からはじまるんですが、
基本方針はというと、
原発に依存しない社会を目指すとともに、
府民生活の安心・安全を守り、
経済活動を維持発展させることが可能なエネルギーの安定確保を図るため、
「エネルギー自給京都」の実現に向けて、
京都の府民力、地域力、産業力を最大限に生かした5つの戦略を推進する。
「京都エコ・エネルギー戦略」(概要版)(PDF:168KB)  平成25年5月
京都エコ・エネルギー戦略を策定しました。/京都府ホームページ
…とありました。

ポイントは福島第一原発事故を踏まえて、
・脱原発
・府民生活の安心と安全を守る
・京都府は京都府内でエネルギーを自給する


パブリックコメントに対する意見についての府の考え方も。
意見:国が原子力発電推進に転じた場合、京都府はどうするのですか?

府:国のエネルギー政策が不透明な中でも、
  府民生活の安心安全を守り、経済活動の維持発展を図る立場から、
  京都府として主体的なエネルギー政策を推進。
  今後の国のエネルギー政策の動向を注視してまいります。

意見:資源小国の日本にとって原発は非常に重要な存在。
   一定の原発を動かしていくことを前提にすべきでは?

府:原発をどうするかは、安全性を確保したうえ、
  国民の意見を踏まえ、国の責任のもとに決定していくべき事柄です。
  京都府としては地方公共団体の立場から、
  たとえ原発に依存しなくても府民生活の安心安全を守り、
  経済活動を維持発展させることが可能な
  「エネルギー自給京都」を目指す考えです。

意見:国の方針に沿って国の補助金などを使わないと府民負担が増えるだけ。
   電気料金も上がり、家庭も企業も大変では?

府:施策の推進に当たって国の制度設計や基盤整備が必要なものについては、
  国の取り組みを要請しているほか、具体的な施策の実施に当たっても、
  国の補助事業を積極的に活用していくこととしています。

意見:広域的に活用される電力エネルギーを
   地域で自給というのは抵抗があります。

府:これまでは供給側から与えられた概念でしたが、
  これからは需要側から捉え直すことが求められています。
  そうした意識改革やライフスタイルの転換を進めていくために
  「エネルギー自給京都」を掲げました。
いただいた意見の要旨とこれに対する府の考え方(PDF:176KB)
京都エコ・エネルギー戦略を策定しました。/京都府ホームページ
…などなどでした。

ヒトの心理を突いたやり口の怖さ。国が悪化していく真の問題点とは?
に書いた国へのパブリックコメントに対する対応とはすごく違いますよね。

読んでいて、とっても心強い限りです。


Arashiyama, Kyoto / Takashi(aes256)


これら着々と進められる脱原発施策は京都人気質!?
ここからは私の妄想です。ご注意ください。

なぜ、これほどまでにきちっと脱原発を進めているのか。
あくまで私の推測で妄想ですが、
「間違っているものには間違っている」と、
はっきり言えるところがあるんですね。

その後ろにあるのは、京都人としてのプライドです。
それは、1300年の都というのもありますし、
おそらく、お公家さんご出身のお家も多いという点もあるかもしれません。

自らの判断で「嫌なものは嫌」とはっきり言える。
なぜ、間違っている国に従わないといけないのか?と思えるのも、
公家さんご出身のお家や
「○○命」から始まる家系図をお持ちのお家も多いからではないでしょうか。

よくあるパターンで、
時の政権の威光を笠に着て、自分の居場所を作る、
いわゆる「自薦の用心棒」的な発想は京都人にはあまりないのかもしれません。

※自薦の用心棒とは、
 集団心理や社会的影響の結果得られた規範を、擁護しようとする存在。
 要するに空気を読んで(力関係)、長いものの肩を持って自分の居場所を作る。
原発推進の流れはなぜ起こる?心理と経済


京都人だからというプライドの高さは確かにありますが、
誰しもご先祖様がいない方なんていらっしゃらないですよね。

福島原発事故をみて、何より私が思ったのが、
あの地域の方々は「もうお墓参りできない」ということでした。
先祖代々の土地を汚されたわけですよね。
先祖代々のお墓も汚された。


そんなことがあってはいけないし、
そんなことをした東電や国への責任を追及しないといけない。
それが本当の地元愛じゃないでしょうか。

なぜ、そんな姿を見てまで、原発を推進しようと思うのか。
何度も書いていますが、自薦の用心棒になりたい、権力の威光を借りたい、
という虚栄心がそうさせると思っていますが、
京都だけじゃなく、もっと高いプライドで、そんな威光を借りずに
胸を張って地元万歳と言えばいいと思うんですがね。

また、政府が流す情報を「鵜呑み」で正しいと思われてるんでしょうか。
ヒトの心理を突いたやり口の怖さ。国が悪化していく真の問題点とは?
という記事では、情報の特性からいろいろ書いてみましたが、
情報戦略の怖さを考えられた方がいいかもしれません。


先祖代々の土地を汚され、お墓参りもできず、
それでその怒りをぶつけないなんて、ご先祖様に申し訳ないじゃないですか。


ちょっときつい書き方でしたが、本来、京都人は争いも好みません。
なので、京都府も京都市も国と争うような方向にせずに、
のらりくらりとかわしながら、メディア戦略もしないままに、
じっくりと脱原発のための「エネルギー自給京都」を推進してくれるでしょう。

長いものに巻かれない京都人気質。
本当はどの日本人にもあってほしいプライドです。

決して、長いものに巻かれるのではなく、「嫌なものは嫌」と、
決して、今だけのお金になびくのではなく、「先祖代々の土地とお墓」
しっかりと守りましょうよ。

そんなふうに思ったりするんですがね。


20110928 Kyoto-Ohara 4 / BONGURI
タグ:京都 心理 原発
posted by ポジタリアン イエロー at 15:57| ブログ
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