2014年06月20日

何て読む?「最中」読み方3つ


Yellow Moon / halfrain


同じ熟語や漢字で読みがいくつかあるシリーズ、
今まで書いた記事で人気なのが、
なぜか、「縦」という漢字の読み方いろいろ!?
なんですが、ほかにも
【経緯】って何て読む?全部で4つ
枢の枢と枢。っていったい何を書いたの?「くるるのとまらととぼそ」です。
2種類以上の読みがある漢字 漁る、遊び、殿、認める、柵、脅かす…
などがあるんですが、
今回のが一番簡単かも。

最中という熟語は読みが3つあるんですよね。
答えは、「さいちゅう」と「さなか」と「もなか」です。

「もなか」に至っては、和菓子って思っちゃいますが、
和菓子の前にちゃんと意味があったんです。
では、順番に見ていきましょう。

最中(さいちゅう)とは、
動作・状態などが、いちばん盛んな状態にあるとき。
進行中のとき。まっさかり。さなか。まんなか。
さいちゅう【最中】の意味 - 国語辞書 - goo辞書
…ですよね。真っ最中とかいいますしね。

最中(さなか)とは、
たけなわであるとき。さいちゅう。
さなか【最中】の意味 - 国語辞書 - goo辞書
…こちらもそうですよね。
 「さなか」と「さいちゅう」は同じ意味合いです。

では、和菓子の名前になっている「もなか」とは?

最中(もなか)とは、
真っ盛り。さいちゅう。まんなか。
和菓子のひとつ。
もなか【最中】の意味 - 国語辞書 - goo辞書
…実は、「さいちゅう」も「さなか」も「もなか」も
 読みは違っても同じ意味合いだったんですね。
 何と言っても、漢字は一緒ですし。


じゃあ、なぜ、「もなか」といえば和菓子なんでしょうか?

「まんなか」や「真っ盛り」という意味合いから、
満月のことを最中の月(もなかのつき)というそうですが、
この最中の月という言葉から最中の歴史がはじまるようです。

昔々、今から約1,200年前の平安時代、
池の面に照る月なみを数ふれば今宵ぞ秋のもなかなりける
という拾遺和歌集にある
源順(みなもとのしたごう)の歌を知っていたお公家さんたちが、
宮中で行われた月見の宴において白くて丸い餅菓子が出されたのを見て、
会話の中で「もなかの月」という言葉が出たことから、
そのまま菓子の名前として定着したという由来があるんだそうです。

当初は、
もち米の粉に水を入れてこねたものを蒸し、
薄く延ばして円形に切りそろえたものを焼き、仕上げに砂糖をかけた、
いわゆる干菓子のようだったそうですが、
餡を挟んだ菓子が江戸時代に考案され、
明治期以降に現在の形の皮が完成したんだそうですよ。
最中 - Wikipedia
最中の由来 - 最中種(もなかの皮)の販売 [ もなかや.com ]

満月のことを「もなかの月」と呼ぶ

月見の宴で白い丸い餅菓子が出る(平安時代)
→もなかの月みたい

丸い干菓子として定着

餡を挟んだ菓子に(江戸時代)

現在の最中皮に(明治以降)

もなかは本来、丸い満月のことだったのが、
いろいろと変遷しているうちに、白くない最中皮に、しかも四角いのまで↓


monaka / 最中 / Kanko*


言葉は生き物ですが、ちょっと不思議ですね。
平安時代の人が今の最中を見たら、どう思うんでしょう?
きっと、最中とは思わないですよね。
タグ:言葉 漢字
posted by ポジタリアン イエロー at 07:43| ブログ
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