
アメリカ地質調査所
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M6.6の地震は記事にしないつもりでスルーしてたのですが…。
2014年7月5日00時00分 パプアニューギニア沖 深さ10q M6.6
※インド・オーストラリアプレート側
2014年7月5日18時39分 スマトラ島沖 深さ30q M6.0
※ユーラシアプレート側
…という地震があったようです。
この地域は、どのプレートがどのようにもぐり込んでいるのか知らなくて。。
ずっと太平洋プレートが活発と書いていきましたし、
今朝の岩手県沖の地震もユーラシアプレートに潜り込む太平洋プレートの地震。
2014年7月5日 岩手県沖でM5.8の地震 震度5弱と2014年6月の国内地震まとめ
なので、ちゃんと調べてみようと…。
まずは今回のこの2つの地震のプレートは主としてインド・オーストラリアプレート。

地殻を構成するプレート群/USGS, Washiucho
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パプアニューギニア付近

Background map: Image:Tectonic plates (empty).svg (modified) created by Ævar Arnfjörð Bjarmason under PD and based on an USGS map / Eric Gaba プレート - Wikipedia
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もぐり込み方はというと、
太平洋プレートがオーストラリアプレートに潜り込んでるのかと思いきや逆で、
このあたりではオーストラリアプレートが太平洋プレートに潜り込んでいるようです。
なので、今回のパプアニューギニア沖の地震は
太平洋プレートに潜り込む前のオーストラリアプレート内での地殻(深さ10q)近くの地震。
スマトラ島付近

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スマトラ島付近では、
オーストラリアプレートがユーラシアプレートの下に潜り込んでいます。
今回のスマトラ島付近の地震では、
そのもぐり込んだオーストラリアプレート内の地震(深さ30q)のようです。
ちなみに、ニュージーランド付近

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この地域はややこしくて
ニュージーランドの北からサモア諸島周辺までは、
太平洋プレートがオーストラリアプレートの下に潜り込んでいます。
逆にニュージーランドの南側は、
オーストラリアプレートが太平洋プレートの下に潜り込んでいるようです。
ということで、
今朝のパプアニューギニア沖 深さ10q M6.6と
先ほどのスマトラ島沖 深さ30q M6.0を考えると、
オーストラリアプレートが南から北へと押している雰囲気ですね。
日本に関連するとすれば、
西日本がユーラシアプレートなので、
オーストラリアプレートが北へと活発に押しているなら、
何かしらの変動もありえるのかもしれません。。
タグ:海外地震