2014年08月26日

広島豪雨被害 土石流ってそんなに早いの?そんなにあちこち。。(追記あり)

今も捜索が続く2014年8月20日の広島豪雨被害。

以前書いた記事、
広島市の集中豪雨による土砂崩れと扇状地
の続きになります。


広島市で集中豪雨による土砂崩れ発生 県、陸自に災害派遣要請(14-08-20) - YouTube

1.被害の概要
広島市安佐北区と安佐南区の
あちこちで起こった2014年8月20日未明の土砂災害。

現在のところ死者60人、行方不明者26人にのぼる大惨事に。
広島土砂災害、死者60人に 行方不明は26人 朝日新聞 2014年08月26日

ウィキペディアに広島土砂災害 - Wikipedia
というページが作られていたのでそちらもご参照ください。


2.土石流の速さ、最大瞬間時速は約150q近くだった!?
広島市で起きた土砂災害で、
土石流が瞬間的に時速150キロ近くに達していた可能性があると、
広島工業大の菅(すが)雄三教授(空間情報科学)らが推定したそうです。
広島の土石流、最大瞬間時速144キロか 衛星画像分析 朝日新聞 2014年08月26日

菅教授によると、土石流の時速は一般的に時速36キロ程度だそうですが、
阿武山中腹で起きた土石流は斜面が急で量が多かったため、
瞬間的には2〜4倍のスピードが出た可能性があるそう。

時速約150qって想像がつかないのですが、
以前書いた火山の火砕流の記事、
今さら聞けない!?火砕流(かさいりゅう)って何?
でも、時速が100qを超えることがあるそう。

土石流も火砕流もヒトの想像をはるかに超えるスピードで襲ってくる
そう思っておいたほうが良さそうです。


3.砂防ダムがあれば大丈夫だった?
こんなニュースがありました。
砂防ダム計画は9基、完成ゼロ 佐賀新聞 電子版 2014年08月25日
広島市の土砂災害で被害が集中した安佐南区八木地区で、
国土交通省が土石流の危険性を懸念し
少なくとも9基の砂防ダムを建設する計画をしていたが、
1基も完成していないことが25日、分かった。
対策が必要な全国の土石流危険渓流約8万9千カ所でも
費用面の問題などから建設が追いつかず、
整備率は2割にとどまっており、対応の遅れが深刻だ。
…だそうです。

9基の砂防ダムを造る計画がありながら、1基も完成してなかったとか。

確かに砂防ダムがあると助かった方々も多いかもしれません。
ただ、だからといって砂防ダムがあれば必ず助かるとは限りません。

今回の広島豪雨における被害状況を
地理院地図さんが地図に載せてくださってるので、
広域では↓

地理院地図
※クリックして頂くと拡大した画像が開きます

安佐南区の阿武山周辺では↓

地理院地図
※クリックして頂くと拡大した画像が開きます

こんなに数多くの土砂災害が起こっていたら、
砂防ダムがいくらあっても足りない気が。

昔、岩手県田老町で
昭和三陸地震後に10m超の立派な防潮堤が作られ、
日本にある万里の長城とも言われていたそうですが、
※完成は1979年、長さ2433m、高さ10mの防潮堤
東日本大震災では、500mに渡って一瞬で倒壊し、市街中心部に津波が侵入。
立派な防潮堤があるという安心感から、
かえって多くの人が逃げ遅れた」という証言もあるそう。
田老町 - Wikipedia

そんな例もあるので、災害に対する備えの難しさを感じさせられますね。


最後になりましたが、
被害に遭われました方々にお見舞い申し上げますとともに、
一日も早く復興されますことを願ってやみません。

追記:こんなツイートを発見しました


平野孝太郎さん(71)は
「昔は蛇が降るような水害が多かったので、悪い谷・悪谷と名がついたそうです。
八木蛇落地悪谷が八木上楽地芦谷と改名され、
さらにいまは八木だけが残ったようです」という。
名前が変わるうちに「土砂崩れ」の教訓も忘れ去られたらしい。
「蛇落地悪谷」と呼ばれていた広島・土石流被災地―蛇が降るような大雨たびたび J-CASTテレビウォッチ 2014年08月26日
※読みは「蛇落地悪谷」(じゃらくじあしだに)
posted by ポジタリアン イエロー at 17:18| ブログ
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