
Haring Garden / Chris Hunkeler
見てるだけで元気を分けてくれる、そんな躍動感と色使いがいいですよね。
ユニクロさんのTシャツなどでもおなじみですよね。
キースへリングさんは、
1958年生まれで1990年にエイズにより31歳の若さで亡くなられた
アメリカの画家さんです。
キース・ヘリング - Wikipedia

Keith Haring Extra Large @ Udine / Andrea Sartorati
31歳というあまりにも若い年齢でお亡くなりになられていて残念ですが、
また、いろんな場面で見かけすぎたせいもあり、
新鮮な感じを受けない気もしますが、
その絵から受ける躍動感は今なお色褪せません。
私が一番最初に何気なく知ったのが、昔のセサミストリートでした。
たまたまテレビでやってて、たまたま見かけて、面白いなーっと思ったのが最初。
その絵から感じるシチュエーションは、ある意味、単純なのかもしれませんが、
比喩的なものを考えると、凄く奥深そうなんですよね。
現代社会に対する警鐘なのかどうかはわかりませんが…。
でも、そんなことを考えるより、素直に絵を愉しむほうがいいですね。
では見てみましょう。

Keith Haring, Amsterdam. / Nina J. G.

Keith Haring Tribute on Houston / Salim Virji

DSC01078 / Guy Leboutte

DSC01071 / Guy Leboutte

hold on to your love / TheAlieness GiselaGiardino23

Keith Haring / Simonetta Di Zanutto

Keith Haring at Brooklyn Museum / pandemia
そこには、いろんな人が描かれていて、
いろんな人の姿や癖、性格、感情などを感じます。
いろんな人がいるんだ。多様な人々の有り様を楽しもうって感じがするんですね。

Keith Haring / Christophe Becker

Keith Haring skateboard / vandalog

Keith Haring / Simonetta Di Zanutto
×が付いていたりするのも、キースへリングさんの意思表示ですよね。
そんな自由な活動や人々の有り方に「枠をはめるようなことはしないで」って。
キースさんの絵を見てると、人間性って何だろうと考えさせられます。
今の人々は幸せなんだろうかと。
文明も発達し、電気やガス、水道も各家庭にあって便利ですが、
さらにテレビはいつの時代もにぎやかに寄り添ってくれます。
でも何か、その陰で逆に自由が束縛させられている気もしないではないですよね。
いざ電気がなくなれば、いざ水道が出なくなれば、生活が成り立たない。
電気代がどんどん値上げされれば、それまでの自由は水泡のよう。
贅を尽くすという言葉がよくCMなどでありますが、
贅(ぜい)とは、本来無駄なものを意味する言葉(贅肉とか)。
強欲じゃなく、程よい生活を愉しむ姿勢というのが、大切なのかもしれません。
そんなことをキースさんの絵を見ていたら思ってしまいました。
未来の人々が、自由で幸せな世界であることを願わずにはいられませんね。
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