2015年07月30日

不正は法律では防げない。三権分立でも。唯一、機能するのは内部牽制の考え方のみ

集団的自衛権行使は違憲。
そういうふうに言う憲法学者が大多数を占めてますね。

また、法的安定性は不要。
という礒崎陽輔内閣補佐官がいましたが、
法的安定性とは、会計の世界では継続性の原則そのもの。
継続的に同じ基準を用いなければ、恣意的に不正が出来ますよね。
法的安定性も同じで、立法趣旨や解釈を勝手に替えたら、
法律の解釈に混乱をきたし、ひいては法律の存在意義もなくなります。

法的安定性を否定することは法律の存在意義を否定するに同じこと。

集団的自衛権行使が違憲なのは、いうまでもなく、
この法的安定性から鑑みてもわかる話。
長年、政府が継承してきた(特に自民党)解釈を解釈だけ替えるということは、
過去に積み重ねてきた論理性からして違憲になりますよね。
違憲になるから、解釈変更がなかった。
そのために憲法を改正しようと企ててきたはずだったんですね。

憲法改正できない → 解釈だけ変更でごまかせ → 環境が変わったでごまかせ
→ 法的安定性なんて必要ない


実際、環境が変わったというのも詭弁そのものですよね。
米ソ冷戦時代、一触即発で核戦争になりかけたり(キューバ危機)しましたが、
環境なんてこのときが一番ひどいんじゃないですか?
ベトナム戦争時代、日本が自衛隊を派遣しなかったのも、このため。

今回は、この集団的自衛権の話を書くつもりじゃないので、このあたりで。


言いたいのは、法律では不正は防げないということなんですね。

憲法が政府を縛る。といっても、守らない政府でないがしろにされれば終わり。
まして、法的安定性も関係ないということなので、役に立ちません。
立憲主義や法治国家ってむなしいですよね。

でも、現実にその姿を私たちは見ています。

じゃあ、三権分立ならいいんじゃないか?
でも機能してませんよね。特に日本の場合は。



これら、法律と三権分立と内部牽制を一企業で考えてみましょう。

1.企業内にルールを作った場合
ルールは「会社のお金を盗んではいけません」

この場合、守る人もいるでしょうけど、
「ばれなければ盗んでやろう」という人も出てきます。
帳簿をごまかして、お金を盗んでも、ルールしかないので、盗めます。

実は、一方的なルールは破りやすく、破られやすいんですね。
さらに言えば、ルールを破りたい人の心もくすぐります。
言われれば言われるほど、反対のことがしたくなる習性ですね。

ルールを作ったことによって、
・ばれなければ盗みたい人と
・ルールを破りたいと考える人
…の両方によって、ルールはつぶされていきます。

さらに、一方的に作られたルールは、勝手な解釈でつぶそうともします。
「これは会社の金じゃなく、引き出しの金だ。」屁理屈も出てきます。


2.三権分立の場合
企業も三権分立ですね。代表取締役、取締役会、監査役。
この3つの組織がそれぞれ監視する。

これで不正はできないものでしょうか。
企業の不正は枚挙にいとまがないですね。
なぜ?

それは、3つの組織がそれぞれを監視しても、
みんな同じメンツだと、なあなあになってしまうからですよね。
和をもって貴しとする。なんて言われたり。。
赤信号、みんなで渡れば怖くないとも言われたり。。
悪びれる人がもてはやされる国なので、いとも簡単に不正出来ます。


3.内部牽制の場合
会社のお金を盗めないように、
帳簿のチェックと現金のチェックを毎日行うとします。
それらは、ランダムに人が選ばれ、精査することになります。


帳簿をごまかしても、だれがチェックするかわからない帳簿。
ごまかせません。結託もできません。
現金を即座に盗んでも、だれがチェックするかわからない現金。
まして、どこに誰がいたかをチェックされれば、
盗んだりすると、その日のうちにばれちゃいますね。
結託することもできません。

これが内部牽制(ないぶけんせい)で、企業では当たり前のシステムですが、
こうなると、「盗んでみよう」とどれほど考えても、
「盗んだら絶対ばれる」となり、「盗むことはできません」。

「盗んだら絶対ばれる」という気持ちにさせることが、
不正をあらかじめさせない一番の方法なんですね。


ルールを作っても、破りたくなる人、ごまかせると思う人には効きません。
三権分立にしても、結託すれば終わりです。
内部牽制の仕組みなら、どこでだれがチェックするかわからず、
「不正そのものが出来ないと思わせることができる」んですね。



不正のない社会。
それは、不正したくてもできない社会という大人な仕組みの社会なんです。

そしてそれを使った政府組織にしなければ、
戦前同様、今も同様、やりたい放題な国になってしまうということです。
もちろん、企業不正も結託し放題、NHKも結託し放題。

不正出来ない仕組みの社会が出来上がれば、
おそらく、今の時代は、その未来の時代の人から見れば、原始時代でしょう。


私が考える未来は、そうあってほしいとつくづく思います。
国民を騙し、偽り、搾取し、従わせる政府や企業体ではなく、
騙せない、偽れない、搾取できない上で自由な活動が出来る社会へ。

反原発、反貧困、反安保…とか一つずつで闘っても無理ですよね。
その場だけで終わっちゃう。政権交代で済む話じゃないんですよね。
今の政権が稚拙なだけじゃなく、
民主党政権の変貌ぶりをみれば官僚の手のひらで
ころころさせられてる姿は想像するに難くないでしょう。
その官僚も企業集団との癒着で成り立っているんでしょうし、
その癒着自体をできない仕組みにしないと始まらないんですが、
法律では無理だとお分かり頂けたと思います。
また、三権分立的な手法も無理だと。

不正のない社会。不正したくてもできない社会へ。

日本がいち早くそうなってくれることを願ってやみません。
タグ:心理 一言
posted by ポジタリアン イエロー at 14:48| ブログ
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