2013年03月21日

TPPと解雇規制緩和


rabbit on watch / Mostly Dans


首相がTPP参加表明されましたね。
最近は解雇規制緩和のニュースもよく見受けられるようになりました。

徐々にですが、大きく変わっていく日本。
TPPに賛成とか反対ではなく、
私なりにTPPによって変わっていく日本を考えてみました。

TPPの基本
1.関税の全面撤廃
2.各国のさまざまなルールの仕組みを統一

…単なる貿易だけでなく、国境を越えたつながりの強化みたいですね。
 イメージでいえば、EUの前段階のような感じでしょうか。

TPPの背景
TPPはそもそもシンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの4か国
から始まったそうですが、
私が考えるTPPに参加表明したアメリカの理由は単純です。
今や世界の工場と呼ばれる中国の台頭に対抗するべく、
EUをお手本にした経済圏作りで、アメリカの国益にかなうようにすること。

以前はアメリカと言えば、消費大国でしたよね。
今はシェールガス革命などによって、資源大国になってますよね。
その資源を元に世界の工場を目指しているようです。

アメリカは消費大国から輸出大国になろうとしてるんですね。
その一環として、アメリカの国益にかなうように経済圏を整備している。
そんなふうに考えています。

初めに書いた国境を超えたつながりなので、
物の自由な行き来だけでなく、アメリカの法律と大差なく、
ようはアメリカ国内での物資や人、サービスの移動と変わらない状況作り、
そういう経済圏作りを目指しているように思うんですね。

なので、基本的に、アメリカ(の法律)に合わすなら参加したら?
アメリカに合わさないなら参加しないでほしい、しても意見は通らないよ。
というのが本音だと思っています。
米 TPPは関税撤廃が原則と強調 NHK2013年03月20日

ちなみに韓国は、参加に前向きな姿勢を見せていたそうですが、
その後TPPへの参加が自国に不利に働くとみて
アメリカとの二国間交渉に切り替え、米韓FTAで合意、妥結に。
2011年11月16日には、韓国外交通商省が記者会見で、
TPPは国益にならない、として正式に不参加の旨を明らかに。
中国も関心を示し情報収集などを行っていたそうですが、
その後の判断で参加しないことを明らかに。
(参照)環太平洋戦略的経済連携協定 - Wikipedia


Rabbits / Kaninchen / Robobobobo


TPPに参加した場合の利点
TPP交渉への早期参加を求める国民会議
わかりやすい4コマ漫画がありました。
TPP交渉に参加しないとどうなるの?@ TPP交渉への早期参加を求める国民会議
から始まるんですが、
漫画を見なくても見出しだけで意味が分かると思います。
1.みんなのルール作りに背を向けることに
2.日本に不利なルールが出来るかも
3.企業の海外移転が進むことに
4.ビジネス環境がますます不利に

…となっています。
 ようするに、アメリカ中心でルール作りをしているから
 参加しないと日本に不利なルールが出来て、日本の製造業が空洞化しちゃうよ。
 ということのようです。

とってもわかりやすいですね。
もし、参加しなければ
製造業も農業も他のサービス分野も個々に不利なルールを突きつけられるかも。

先に一律の不利なルールを理解して参加すれば、
製造業は空洞化しない。
逆に国内で保護されてきた農業や他のサービス分野は??
おそらく多国籍企業を目指して場合によっては空洞化するかもしれないですね。
ちなみに製造業はアメリカで工場を作ったほうが資源価格が安く、
有利となるかもしれないので、やっぱり空洞化するかもしれませんが。

私が思うTPP参加の利点は、
あらかじめ不利なルールを理解して、製造業が不利にならないようにする。
逆に参加しないほうがありがたい農業などに不利を付け替える。


Rabbit ! / Kaninchen! / Robobobobo


国民目線でのTPP
1.アメリカ的な食生活に近づける?量も質も値段も??
2.アメリカ的な制度に国内の法律も変わっていく?
3.アメリカのように医療も金次第??

1は日本の安心安全な食べ物からアメリカの安心安全な食べ物に代わっていく?
消費者からするとそんな感じですよね。その分、場合によって値も安い。
いわゆるBSE牛問題はアメリカ基準に。遺伝子組み換えは表示義務撤廃など。

ん?と思うのが2と3ですよね。
2.アメリカ的な制度に国内の法律も変わっていく?
以前、安倍首相、ハーグ条約加盟を表明 日米首脳会談で。国際離婚や日本の親族法にも影響?
という記事を書きましたね。
これもおそらく、TPP参加の法整備の一環かなって思っています。
また、見出しに書いた「解雇規制緩和」
解雇しやすくして労働の流動化を図るというのもそうじゃないかなって。
よく、TPPに参加すれば雇用が増える!と書かれてることもありますが、
裏返しで、当たり前のことですが、雇用は増えますが、解雇も増えます。
要するに、今より不安定な生活環境になる方が増えるということでしょう。

ただ、非正規社員との格差が減って、
中間層を増やし、社会を安定させるという意味もあるようです。
みんなが不安定な生活になると、格差が減って社会が安定する???
(参照)正規社員の解雇規制緩和論 - Wikipedia

ほかには著作権の非親告罪化 - Wikipedia
現在は著作権を持つ人が被害を届けて初めて警察が動く(親告罪)みたいですが、
非親告罪化によって著作権者の意思とは関係なく、
二次創作物の同人誌やコスプレ等が警察によって摘発される可能性があるとか。
これは、違法ダウンロード法案(現在は親告罪)の審議で言われてました
摘発したい相手に故意に違法なものをパソコンに送りつけ(ねつ造)、
警察が摘発するということが可能になる…かもしれないということかも。

厚労省の村木厚子さんの事件では検察が証拠をねつ造してましたよね。
そういう不安というものが付きまとう…かもしれません。


3.アメリカのように医療も金次第
現在は保険診療において、保険外診療(自由診療)を併用することは原則禁止。
でも、これが保険外診療も入れた混合診療が解禁される可能性が。

今は大半の方は3割負担で一律にお医者さんにかかっていますね。
でも混合診療になるとどうなるんでしょうか?

1.自由診療(10割負担)の医療行為と保険診療(3割負担)が混じる。
2.そういう状況に慣れる。
3.医療費削減のため、保険診療の適用範囲を狭める。
4.難しい病気は保険診療の適用外になると、10割負担になる。
5.受けられる医療も金次第になる。

混合診療になってもすぐには問題は起きないでしょう。
でも、ただでさえ増え続けている医療費。
現在では保険診療の適用範囲を狭めることは人道的にもできませんが、
自由診療が増えれば、民に出来ることは民に!と言って、
医療費削減のため保険診療の適用範囲を狭めることは容易に思いつきますよね。

そういう流れが懸念されているようです。


私はTPP参加に賛成も反対も書きませんが、
国民目線では衝撃が走る可能性が高いのではないでしょうか。

円安株高で支持率が高い第二次安倍政権。
アベノミクス効果、賞与で演出へ 首相が賃上げ要請 日本経済新聞2013年02月13日
にありましたが、
今夏の参院選を前に、
賞与の引き上げでひとまず政策効果をアピールしたいとの思惑も透ける。…
というのと同時に、
TPPについても、「日本の国益にかなうようにする」と
参議院選挙までは言い続けられるでしょう。

安倍内閣支持率さらに上昇―TPP交渉参加、過半数が支持 - WSJ.com
朝日新聞が実施した電話調査では、
安倍首相のTPP交渉参加表明を支持すると回答したのが全体の71%で、反対は18%。

ということなので、
TPPを正しく理解したうえで、将来の衝撃に備えることが大切かも。

私の本音は、参加しても参加しなくても厳しい。。と。
アメリカの思い付きに対する根本的な解決方法はないので、
その辛い状況を誰が一番痛みが少なくできて、他の誰かに押しやれるか。
そのせめぎ合いでしかないように思っていますが。。

(参考サイト)
TPP交渉への早期参加を求める国民会議
考えてみよう!TPPのこと 日本の食と暮らし・いのちを守るネットワーク


Rabbit / hj_west
タグ:経済
posted by ポジタリアン イエロー at 07:57| ブログ
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