2013年04月23日

円安による歪み。業界団体の強弱によって痛みが異なる時代に。


pinky and the mirror cat / c_pichler


当たり前のことを書いてしまってますが、
円安による歪みは、
業界団体の強弱によって痛みが異なる時代のようです。

小型のイカ釣り漁船で作る業界団体は、
円安の影響で燃料価格が高騰し、操業しても赤字になるとして、
4月26日と27日の2日間、漁を全国一斉に休むことに。
イカ漁 円安・燃油高で全国一斉休漁へ NHK 2013年04月23日

林農林水産大臣は23日、閣議後の記者会見で、
「これまでも燃油の高騰については対策を取ってきたが、
今後の燃油価格の動向を見て機動的に対応していきたい」と述べ、
今後の燃料価格動向を見たうえで、
必要な対策を検討する考えを示したとか。

同じニュースですが、
漁船20万隻、一斉休漁検討 円安で燃料高騰「対策を」 朝日新聞 2013年4月23日
政府に燃料高騰の対策を求めるためだ。
一斉休漁に踏み切れば、2008年7月以来約5年ぶり。
休漁で漁獲量が減ると、魚の値段が上がるおそれもある。

全漁連は、政府や与党に燃料高騰で減った収入を補うよう支援を求める。
政府が対応しない場合は、
5月に全国の漁船約20万隻が一斉休漁する「ストライキ」に踏み切る。

そうなんですよね。以前もありましたよね。で、調べると、
漁業に745億円の燃料代補填 Yahoo!知恵袋

ここでのベストアンサーには、
自民党の燃油価格高騰政策がずらっと載せられていて、
自民党は国民全体の事考えてますよ。と締めくくられていましたが、
中身を読むと、補てんされるところと融資されるところが。

補てんされるところはいいですよね。
融資は返さないといけないので、同じじゃないですよね。
中小企業は融資。その他の業種(業界)は補てん。

業界団体の力によって対策が異なってしまうんですよね。きっと。


ところで、これまでも
円安に悲鳴。。各種業界で表れてきている円安不況
という記事にも書いていますが、
政府が言う、物価が実際に2%上昇することで
景気が好転すると思わない企業はロイター調査によれば7割。
かえって景気悪化を招いたり、
コスト上昇に見舞われることを不安視してるとか。
ロイター企業調査:異次元緩和の円安対応「値上げ」が最多 Reuters  2013年04月19日

円安によって株価は上がっていますが、
円安の恩恵を受ける企業は、
日本のGDPの約13%を占める輸出型企業のみ。
アングル:「アベノミクス」による円安が加速、日本のバーゲンセールを警戒 ロイター 2013年01月11日

今までにも景気対策の順番が違うので難しいと書いてきました。

デフレは結果であって、
本当の原因は消費減、需要減だから、
需要自体が回復するための所得が先に回復しないと景気は回復しないと。

売れないからデフレになってるだけ。
売れるなら、需要が供給より多いならインフレになる。
インフレもデフレも本来は単なる結果。原因じゃないと。


今、円安ということだけで、株価は上昇していますね。
いわゆる金融相場です。これから先、本当の意味での業績相場になるのか?
私には、とっても疑問です。
さらに疑問とばかり言ってられません。私も生活が苦しくなります。
円安による値上げと、円安による値段高騰に伴うさらなる売り上げ減。。

でも、業界団体が強いところは補てんされる。。うーん、、、としか言いようが。

もちろん、業界団体の方々が悪いわけじゃないですよ。
当然のことです。


"Lucky" was inexorably drawn to the mirror / woodleywonderworks


もう一つ、疑問があって、
市場の意見とか言われますよね。
主に、市場に参加している金融機関や投資家の皆さんのことだと思います。

それらが国民の代表の意見のように書かれていますね。

そもそも、そうなんでしょうか。
普通にモノを作ったり、売ったりしている人々にとって、
環境はどういう状態がいいですか?
右往左往しているほうがいい?乱高下してるほうがいいですか?

そんなことになったら、計画も立たないし、怖くて商品作れないですよね。
安定しているほうがいいに決まっています。
つまり、製造業にとって物価は安定しているほうがいいんです。

では、逆に投資家の皆さんはどうなんでしょう。
安定してるほうが嬉しいでしょうか。
実は、値動きがないと、利益が生まれにくいですよね。
損をしても少ないですが、損をして、取り戻したい!!と思う時、
値動きが少ないと、チャンスも少ない。

私の想像ですが、投資家の皆さんは、
乱高下しているほうが投資の醍醐味が得られるんじゃないでしょうか。

つまり、製造業を中心とした実体経済の人と、金融業の人とでは、
考え方がそもそも相反しているように私は思うんですね。

だから、もちろん利益も相反するはず。
本当はもっと複雑だから、投資されてる大企業からすれば、
投資家の皆さんの意見こそ大切かもしれません。


まあ、ここでいろんなことを書いたところで仕方ないのですが、
これから先、本当に厳しい時代となると覚悟しないといけませんねぇ。


Mirror cat #2 / crsan


追記:
書き忘れてましたが、こんなニュースもありました。
三菱自工 国内の生産能力2割削減へ NHK 2013年04月22日
記事のポイントは、
自動車業界では、このところの円安傾向で輸出の採算は改善していますが、
国内市場の縮小を背景に生産拠点を市場の拡大が見込める
新興国などにつくる「現地化」を進めています …というところ。

自動車業界の認識として、
・国内市場→縮小
・現時点では円安で収益が改善している
・(本来なら国内で作って海外で売るほうが円安だから得なはずですが)
 市場の拡大が見込める現地化を進めている
 (のは、おそらく急激な円安は、円安じゃなくて、円の乱高下では?
 っと思われている??つまり、また円高になったら困るので、
 従前どおり、国内生産は縮小させる計画??)
…っと一部憶測を入れましたが、
 円安に対する認識は、たまたまのラッキーという認識なのかも。

この流れで、国内の景気が上昇していくとは考えにくいんですが、ねぇ。。
タグ:経済 一言
posted by ポジタリアン イエロー at 13:41| ブログ
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