2013年05月11日

植物は音が聞ける?植物はSOSを発することが出来る?


Green Plant / ccharmon


植物は隣の植物の声を聞く? ナショジオ 2013年05月08日
の記事を見て、ついついいろいろ調べてしまいました。

記事によると、
植物は化学物質のにおいをかぐ「嗅覚」や、
隣人に反射した光を見る「視覚」に加え、
周囲の音を聞く「聴覚」も備わっている可能性があるそう。

1.バジルと唐辛子を一緒に植えた実験
雑草や害虫を防ぐ良き隣人のバジルをトウガラシの横に植えた実験。
単独で植えた時よりも早く発芽し、健やかに成長するそう。

光や化学物質の信号を交換できないように、
黒いプラスチックで遮断した場合でも同様の結果となり、
意図的かどうかは別にして、
植物細胞の内部で生成される音響振動がカギを握っていると
研究チームのガリアーノ氏。


確かに、一緒に植えるといいと言われる植物ってありますよね。
(このあとは、上記記事を離れて、いろいろ調べたことを列挙します。)

例えばケナフもそうだとか。
2〜3粒の種を一緒に植えると発芽率が高くなるとか。
さみしがりやさんとか、書かれてました。
ケナフの育て方と栽培記録 ケナフの会

寂しがり屋さんかどうかは別として、
ガリア―ノさんのおっしゃる
「植物細胞の内部で生成される音響振動」を聴く能力があるのかも。
それによって仲間がいるかどうか判断できるのかも。


Jatropha hybrid - Leaf detail (129 DAS) / tonrulkens


2.音楽と植物
音刺激の植物気孔開度に与える影響
によると、
水耕栽培にクラシック音楽を用いて収穫期間を短縮させたり、
特殊な高周波音波を植物に聞かせることで増収効果をもたらしたり
といったことが実証例にあるそうですが、
こちらでは、きちっとした実験をされた結果を載せられてました。

ホワイトノイズと8kHzと何もなしでの比較で、
光を照射後、
8kHzでは何もなしと同じ内容に。
でもホワイトノイズでは気孔が大きく開く結果に(時間が経てば普通に戻る)。

ホワイトノイズに気孔が反応することがわかったみたいです。
※ホワイトノイズとは、シャーみたいな音だそう。
 他にピンクノイズというのがあり、そちらはザーだそう。
 正しいホワイトノイズの定義は、不規則に上下に振動する波のこと。
 詳しくはホワイトノイズ - Wikipedia


Cabbage / net_efekt


3.キャベツは害虫に食べられるとSOS信号を発する?
研究概要 京都大学 生態学研究センター 高林純示研究室
を見ると、とっても気になることが。
京都大生態学研究センターの高林純示センター長さんの
2000年の論文だそうですが、
キャベツを虫食いにしているコナガの幼虫(イモムシ)を調べてみると、
1pにも満たないコナガコマユバチに寄生されて、
けっこう死んでいくんだそうですが、
実は「みどりの香り」と呼ばれる
炭素数6個のアルコールやアルデヒド、
さらにテルペン類といった揮発性の化学物質を信号として出してるそう。

つまりコナガの幼虫に食べられると、
みどりの香りを出してコナガコマユバチに居場所を教える。
そしてコナガの幼虫を駆除してもらうそう。

さらにすごいのが、みどりの香りを使い分けるそう。
モンシロチョウの幼虫(アオムシ)に食べられたときは、
アオムシコマユバチを呼ぶ香りを出して。

信号の化学物質は複数の成分からできていて、
植物は虫によってブレンドの仕方を変えることができるんだそう。


4.他の植物の悲鳴も聞いて防御する?
さらに読み進んでいくと、
高林さんはシロイヌナズナを使った松井健二・山口大教授さんらとの実験で、
虫に食べられた植物を近くに置くと、虫に食べられてない植物の
防衛に関する遺伝子の活性が高まる現象を見つけたそう。

こうした信号が野外でどのくらい届くかについては、
米国やドイツで研究があるそうで、
ヤマヨモギの場合は、最初に傷ついた仲間から60p以内、
ハンノキでは、最初に傷ついた仲間から約10m以内で
あとからの被害が軽かったそう。


5.自ら防衛
フィトンチッドってありますよね。あの森の香りの。
あれって「植物」を意味する「Phyto」と「殺す」を意味する「cide」から作られた
造語だそうです。
つまり、微生物の活動を抑制する作用をもつ、樹木などが発散する化学物質で、
植物が傷つけられた際に放出し、殺菌力を持つ揮発性物質のこと。

1930年ごろロシアのボリス・トーキンさんが、
植物を傷つけるとその周囲にいる細菌などが死ぬ現象を発見したことからだそう。
(参照)フィトンチッド - Wikipedia

傷つけられると、SOSを発して、駆除してくれる虫を呼んだり、
自ら殺菌力を持つ化学物質を出したり、
他の仲間が傷つけられると身構えたりと、
動けない植物だからこその防御能力ってあるんですねぇ。

仲間の音響振動を受け取って(聞く)安心したり、
仲間のSOS信号の化学物質を受け取って(嗅ぐ)身構えたり
駆除してくれる虫を化学物質で読んだり(話す)出来ることがすごいですよね。

視覚に関しては調べきれなかったんですが、またの機会に。


Green Elephants Garden Sculptures / epSos.de
タグ:植物
posted by ポジタリアン イエロー at 09:48| ブログ
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