南極といえば、南大西洋のスコシア海でM7.8の地震が…という記事
南大西洋、南極近くのスコシア海で昨日M6.8、今日M7.8の地震が
を書きましたが、今度は活火山が南極にあるかもという話。
南極の氷床の融解速度が増加している原因の一部は、
南極大陸東部の氷の下の活火山にあるのかもしれない
との研究論文が(2013年11月)17日、
英科学誌「ネイチャー・ジオサイエンス」に発表された
というニュース↑
火山活動で南極氷床の融解加速か、米研究 AFP 2013年11月18日
マグマ活動が現在も進行中であることや、
火山活動が南方へ移動し続けているんだとか。
場所はこの前のM7.8の地震があったスコシア海(南大西洋)の方角ではなく、
マリーバードランドという東南太平洋の地域のようです↓
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TUBS / Location of XY (see filename) in Antarctica.
マリーバードランド - Wikipediaによると、
約8000年前、現在氷床に覆われている場所で火山噴火が発生。
約1,000平方キロの面積に火山灰が降下したとか。
この火山が今、活動していて南極の氷を溶かしているかもしれないんですよね。
もともと、南極西部には複数の火山が存在することが知られていたそうですが、
これらはすべて活火山ではないと考えられていたんだそう。
火山活動で南極氷床の融解加速か、米研究 AFP 2013年11月18日
でも、南極大陸西部で氷床の流れが速くなっているそうで、
その原因は火山によって氷の下面が熱せられて融解することで、
氷床の流れを円滑にしているかもしれないということだそうです。
南極氷床の平均年間消失量は
2002年の約300億トンから2011年の約1470億トンへと増加してるそうですが、
その原因の一端を担っているのかも。
南極の氷の下に活火山が発見 The Voice of Russia 2013年11月18日
ここ数年、溶けだす氷の面積が急速に広がっているそうで、
学者らは、この火山の活性化によって
南半球は地質活動が活発化する時期に突入したのではないか
との見方を示しているとも。
地球規模で地震や火山活動が活発化しだしているのかもしれませんね。。

antarctic peninsula / mark 217
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