2013年12月14日

石垣島 明和の大津波ってどんな津波だったの?

以前、津波といえば、
観測史上最大の津波はなんと524m!リツヤ湾大津波 1958年の出来事
という記事を書いていましたが、今回は石垣島であった大津波についてです。

テレビや何かで聞いたことはあったんですが、
調べたことがなかったので、今回、調べてみました。

八重山地震(やえやまじしん)
大津波は江戸時代の1771年4月24日午前8時ごろに発生した八重山地震によるものだそうです。
推定マグニチュードは7.4〜8.0 石垣島での推定震度は震度4だったとか。
(参照)八重山地震 - Wikipedia

地震についても津波が起きた原因についても、
いくつか説があるみたいですが、特定はされていないようです。

明和の大津波(めいわのおおつなみ)古文書より
古文書の記録『大波之時各村之形行書(おおなみのときのかくむらのなりゆきしょ)』
による最大遡上高のメートル換算では、
石垣島の宮良村が85.4m。白保村が60m。
八重山地震 - Wikipedia
この記録と、明和の大津波に書かれている、
津波は、石垣島においては、宮良村海岸より上陸し、
宮良川や磯辺川、轟川などに沿って一挙に島の深部までに浸入し、
島の中央部から南側にかけての田畑、家屋、人畜を飲み込みながら、
名蔵湾方面へと通り抜けました。
という内容、琉球大学理学部 中村衛研究室 八重山地震津波の原因
に記載されている地震の震央(気象庁による)を合わせてみると↓


グーグルマップ 石垣島

こんな感じに。

ちなみに琉球大学理学部 中村衛研究室 八重山地震津波の遡上高・被害
によると、
遡上高は宮良が30m、白保も30m(河名(2000)による。)とされていました。

地図に載せた名前に山の名前がありますよね。於茂登岳(おもとだけ)。
標高525.5メートルの山で沖縄県の最高峰だとか。
(参照)於茂登岳 - Wikipedia

八重山地震 - Wikipediaによると、
ある日白保の漁師達が漁で人魚を捕獲してしまい、
その人魚を放すお礼に人魚から大津波が来ることを教えられた。
村の中ではこの情報が確かなものか議論するが、
結局信じる人々は於茂登岳(おもとだけ)に避難し、
信じない人々は村に残るという決断を下す。
そして津波は起こり、村は津波に飲み込まれてしまう。
生き残った人々で白保村を再興、現在に至ると伝えられる。
…という記述が。

津波が石垣島を横断したといわれたりしますが、
震央から考えると宮良湾から宮良川を駆け上がっていった津波は
山方向になるのでまっすぐ北上できずに西に流れていったのかもしれませんね。
という意味で津波の流れを矢印で書いてみました。


※遡上高(そじょうこう)と津波の高さについて
気象庁 津波についてを参照すると、
津波の高さとは、津波がない場合の潮位(平常潮位)から、
        津波によって海面が上昇したその高さの差

遡上高(そじょうこう)とは、海岸から内陸へ津波がかけ上がる高さ。
「遡上高」は気象庁から発表される「予想される津波の高さ」と同程度から、
高い場合には4倍程度までになることが知られています。

…だそうです。図を作ってみると↓




現在 考えられている明和の大津波
琉球大学理学部 中村衛研究室 (旧)シミュレーションで再現した八重山地震津波
をみると、津波のシミュレーションでは島を横断していないかもしれないようです。

琉球大学理学部 中村衛研究室 (旧)八重山地震津波の原因に対する新しいモデルの提案−石垣島東沖断層(仮称)について−
震央も全く別の場所の可能性があるようです。
それには津波被害者の分布も関係しているようで、
石垣島南部〜南東部の大浜、真栄里、宮良、白保では
津波による死亡率が80〜90%に及んでいます。
石垣島北東部でも、伊野田で死亡率100%、伊原間で90%、安良で95%。
遡上高も南部の宮良や白保は30mとされていましたが、北東部は33mとされています。
琉球大学理学部 中村衛研究室 八重山地震津波の遡上高・被害

さらに、琉球大学理学部 中村衛研究室 1771年明和津波(八重山地震津波)はマグニチュード8の海溝型巨大地震であった
では、琉球海溝で発生した海溝型巨大地震(マグニチュード8.0)
であった可能性が高いことが判明しました。
断層の大きさは、長さ150km、幅30〜50km、傾斜12度(北側へ傾斜)、
すべり量は16m。
…という話も。

なので、将来の調査でいろいろ判明していけば
古文書の内容とは、異なっていく可能性もありそうです。
タグ:地震の雑学
posted by ポジタリアン イエロー at 11:13| ブログ
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