2014年03月24日

見ざる、聞かざる、言わざる…いえいえ、よく見て、よく聞いて、よく話して!



誰しも一度は聞いたことがあり、見たことがある三猿。

上の画像は左甚五郎さん作の
日光東照宮三猿「見ざる、聞かざる、言わざる」です。

私はあまり好きな言葉ではないんですが、
この言葉は叡智の3つの秘密を示しているそうです。
(参照)三猿 - Wikipedia

そもそも日本が起源ではなく、
古代エジプトやアンコールワットにもみられるとか。
日本にはシルクロードを伝い中国経由で伝わったんだそう。

意味は、
人間は自分にとって都合の悪いことや相手の欠点を、
見たり聞いたり言ったりしがちだけど、しないほうがいいという戒めだそう。
見ざる聞かざる言わざる - 故事ことわざ辞典

相手の欠点は場合によって確かにそうなんですが、
言わないといけないこと、知らなければいけないこともあるじゃないですか。

以前、どこかに書きましたが、
情報というのは、発する側が握っているもので、
それを聞いた側は検証可能かどうかが大切。
もし、発する側が理屈をこねて間違った方向へ誘導していても、
検証できなければ、私たちにはわからない。

原発問題で誰しも本来なら思ったことじゃないでしょうか。
今は、原発推進に大きく舵を切っていますが、
福島第一原発はどうなってるんでしょう。

本来、情報は聞き手に対して、
検証可能な状況(もしくは第三者の担保)で示すべきものだと思いますが、
そうでなければ、単なる情報弱者になっちゃいますしね。


っと横道にそれちゃいましたが、元に戻して。

見ざる、言わざる、聞かざるは確かに個人として利口な手口かもしれません。
でも、世の中や未来の人々のことを思っていうべき時でも、
閉口してしまう可能性もありますよね。

個人にとって利口な行動は、集団の中で、逆に働くことは、
経済学では合成の誤謬(ごうせいのごびゅう)というんですが、
※合成の誤謬とは、ミクロの視点では正しいことでも、
 それが合成されたマクロ(集計量)の世界では、
 かならずしも意図しない結果が生じることを指す経済学の用語
 (参照)合成の誤謬 - Wikipedia

自分のことだけを考えるのではなく、
世の中や未来、そして他の生物全体を考えて行動する人が増えないと、
自然と世の中は悪化していく…そんな気がします。


ということで、苦手な言葉だったんですが、
意外なことに左甚五郎さんは、逆の「よく見て、よく聞いて、よく話す」
お元気三猿(秩父神社内)というのも作られていたそうです↓


秩父神社のお元気三猿(埼玉県秩父市) / 京浜にけ

三猿 - Wikipediaによれば、
本殿には、日光東照宮の三猿と正反対の
「よく見て・よく聞いて・よく話す」三猿(お元気三猿と呼ばれる)
の彫り物がある。
本殿は1592年(天正20年)に徳川家康が寄進したものであり、
建築様式は後の日光東照宮のモデルになったとされる。
…だそうです。

何事もバランスですよね。
「言わないほうがいい」ときと「言わないといけない」ときがある。
「聞かないほうがいい」ときと「聞かなきゃいけない」ときがある。
「見ないほうがいい」ときと「よく見なければいけない」ときがある。

このように対になっていると、とてもいい言葉に思えます。


さすがは左甚五郎(ひだりじんごろう)さん。と思ったら、
この方、お一人じゃなかったとか。

左甚五郎 - Wikipediaによると、
講談では、
地元の大工に腕の良さを妬まれて右腕を切り落とされたため、
また、左利きであったために左という姓を名乗った
という話もあるそうですが、
甚五郎作といわれる彫り物は全国各地に100ヶ所近くあったとかで、
その製作年間は安土桃山時代〜江戸時代後期まで
約300年にも及び、出身地もさまざまだったんだそう。

そのため、
「一人ではなく各地で腕をふるった工匠たちの代名詞」として使われたとか。
タグ:言葉 芸術
posted by ポジタリアン イエロー at 06:39| ブログ
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