2014年04月01日

南海トラフの複合巨大地震は2015年に襲う!?2002年のシミュレーションの話


Image:Topographic30deg_N30E120.png, Headquarters for Earthquake Research Promotion homepage / Peka+α

今日、南海トラフ地震関連の記事を2つほど書いたので、
南海トラフ地震に前兆となる前震はあるの?
気になった三宅島2014年3月22日の小規模群発地震?
もう少し調べていたらこんな話がありました。

2002年のシミュレーションの話
日本の半分を襲う複合巨大地震 日経サイエンス 2002年10月号
安藤雅孝(名古屋大学地震火山観測研究センター)さんのお話です。

かいつまんでみると…
1.東海地震が発生しなかったのは
  駿河湾でのフィリピン海プレートの沈み込み速度が小さかった。
  銭洲海嶺付近で、古銭洲海嶺が陸側プレート下にあり、沈障害物に。
  伊豆半島が本州に食い込み続けているため、
  地震が頻発しエネルギーが少しずつ解放されている。

2.終戦前後の東南海・南海地震は小粒だったので、
  これまでの周期より早くやってくる可能性がある。

3.陸側プレートの応力が地震前の水準に戻るには、
  解放された量に比例した回復時間が必要になるが、それを計算すると、
  次の地震は2015年前後に起きる。
…ということのようでした。


1.戦後、東海地震が発生しなかった理由
2002年段階では、
フィリピン海プレートの沈み込み速度が小さかったのかもしれませんね。
東日本大震災が刺激した可能性もあるのかもしれませんが、
昨今は活発な気がしますよね。

続かなければいいですが、近畿地方も地震に注意かもしれません
に書いた内容ですが…

2013年1月
箱根山で1月15日から2月14日の1か月間に起きた地震総数は1300回以上。
うち、2月10日には箱根のロープウエイ駅で震度5が記録

2013年3月
富士山の河口湖で水位低下

2013年4月
04月13日 05時33分 淡路島付近 深さ10q M6.3 最大震度6弱
04月17日 三宅島と石垣島近海で群発地震
04月17日 17時57分 三宅島近海 深さ20q M6.2 最大震度5強
04月17日 21時03分 宮城県沖 深さ60q M5.8 最大震度5弱

2013年6月
東京大学名誉教授の村井俊治氏
今年6月末、九州・四国・紀伊半島で異常変動がありました。

2013年7月8月
リュウグウノツカイなどの深海魚は
通常、年に1回ぐらい、数匹かかる程度だそうですが、
室戸市の地元漁師さんの深さ約70mの定置網に
2013年7月8月の4回の漁で計81匹もかかったそうです。

2013年10月だけではないですが…九州の桜島

2013年11月 小笠原諸島の西之島新島
小笠原諸島の西之島付近で噴火があったそうです

2013年12月 九州 阿蘇山
2013年12月27日に噴火警戒レベルが2に引き上げられた阿蘇山。

2014年2月 九州 霧島
鹿児島宮崎:霧島連山・新燃岳(しんもえだけ):
2013年12月から膨張傾向

2014年3月
2014年3月3日05時11分頃
沖縄本島北西沖 深さ120km M6.6 最大震度4

2014年3月14日午前2時06分 伊予灘 M6.1 深さ80q 
愛媛県西予市で震度5強


銭洲海嶺(ぜにすかいれい)とは、
伊豆諸島北部の神津島から南西に延びる海嶺。長さ約200km。
1944年の東南海地震前、
三宅島近くの
銭洲海嶺付近での1936年12月27日 新島地震 M6.3 の発生以後から
一帯の地震活動が活発化し、1944年9月3日 M6.3 などが発生。
本震(東南海地震)は1944年12月7日に発生。
気になった三宅島2014年3月22日の小規模群発地震?

なので、これらの地震によってエネルギーが解放されていればいいですが、
いわゆる前震の活動だとすると、ちょっと怖いですよね。。


2.昭和の東南海、南海地震は小粒?
1707年 宝永地震(東海・東南海・南海連動型地震)M 8.4〜8.7
1854年 安政南海地震 M 8.4
1944年 昭和東南海地震 MW8.1〜8.2
1946年 南海地震(昭和南海地震)Mj 8.0
南海地震(南海トラフ地震・東海東南海南海連動地震)は近い?いろんな気になる情報まとめ
…ということなので、少しばかり、小さ目なのかもしれません。
 また、東海地震が起こっていないので、その分、小さいのかもしれません。

小粒だと、その分前回の地震前の水準にプレートが戻るのに時間も少ないなら、
周期はいつもよりも早まる可能性があるということのようです。

ただ、
1605年 慶長地震(南海トラフ連動型地震説など諸説あり) M 7.9〜8
も、もしマグニチュードの推定が正しいなら小粒に思いますが、
その次の南海トラフ地震が1707年の宝永地震なので、102年あいています。

1605年 慶長地震

(102年経過)
1707年 宝永地震

(147年経過)
1854年 安政南海地震

(90年経過)
1944年 昭和東南海地震

2014年までで70年に。
ただし、東日本大震災による刺激が関係するなら、
スパンは短くなるかもしれませんね。。


3.次の地震は2015年前後?
よくわからないですが、そういうシミュレーションとなったようです。


Wakayama / Daveyboyee


南海トラフ地震が近いなら、なおさら内陸型の地震に要注意!
っと、上記記事からいろいろと考えてみましたが、
もし仮に、2015年前後だとしても、
南海地震(南海トラフ地震・東海東南海南海連動地震)は近い?いろんな気になる情報まとめ
に書いた通り、
まだ、内陸型の地震が起こるほうが高いのでは?
それが前震と呼ばれることになる可能性があるのでは?
っと思うんですね。

南海地震を中心にした年表をもう一度載せると

1605年 慶長地震(南海トラフ連動型地震説など諸説あり) M 7.9〜8

1614年11月26日 高田領大地震 M 7.7

この間、近畿地方は大きな地震なし

1649年 安芸・伊予で地震
1662年 寛文近江・若狭地震(寛文地震)
 (畿内・丹後・東海西部地震、寛文の琵琶湖西岸地震、近江・山城地震)
 M 7〜7.6、死者数千人。
1671年 紀伊水道沖で地震 M 7.3
1686年 安芸・伊予で地震 M 7.0〜7.4
1686年 遠江・三河地震 M 6.5〜7

1707年 宝永地震(東海・東南海・南海連動型地震)M 8.4〜8.7

1715年 大垣・名古屋・福井で地震 M 6.5〜7.0

この間、近畿地方は大きな地震なし

1789年 阿波で地震 M 7.0
1819年 伊勢・美濃・近江地震 M 7.3
1830年 京都地震(亀岡) M 6.4
1854年 伊賀上野地震(伊賀・伊勢・大和地震) M 7.3

1854年 安政南海地震 M 8.4

この間、近畿地方は大きな地震なし

1899年 有馬鳴動(有馬温泉を中心とした六甲山周辺で続いた群発地震)

1916年 明石付近で地震 M6.1
1925年 北但馬地震 Mj 6.8
1927年 北丹後地震 Mj 7.3
1943年 鳥取地震 Mj 7.2
1945年 三河地震 M6.8

1946年 南海地震(昭和南海地震)Mj 8.0

1948年 和歌山県南方沖で地震 Mj 7.0
    紀伊水道で地震 Mj 6.7
    福井地震 Mj 7.1
1955年 徳島県南部で地震 Mj 6.4

この間、近畿地方は大きな地震なし

1994年 兵庫県川辺郡猪名川町の群発地震
1995年 兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)Mj 7.3
2000年 鳥取県西部地震 Mj 7.3
2004年 紀伊半島南東沖地震 Mj 7.4

2013年 淡路島地震 M6.3

福井県で被害が出た過去の地震をまとめてみました
でも、いろんな地震を載せましたが、
近畿地方関連(滋賀県)で気になる地震と言えば、
1819年08月02日 文政近江地震 M7.3〜7.5 滋賀県北部
1731年11月13日 滋賀県周辺 M6.?
1662年06月16日 寛文近江・若狭地震 M7.3〜7.6
1325年12月05日 滋賀県北部 正中地震 M6.3〜6.8

このうち、文政近江地震はスラブ内地震(震源が約50qとか、70qとか)
だったようで、先月にあった伊予灘の地震
芸予地震以来でしょうか。伊予灘でM6.1 震度5強の地震があったようです。
2014年3月14日午前2時06分 伊予灘 M6.1 深さ80q
のような地震だった可能性がありそうです。

近畿でのそういう震源が深い地震で気になり、
続かなければいいですが、近畿地方も地震に注意かもしれません
に書いたのが、
1899年紀伊大和地震 深さ40〜50q M7.0
1952年吉野地震 深さ61q M6.7


近年に起こった場所は起こりにくいとすれば、
丹後や伊賀上野、亀岡、兵庫県南部は起こりにくいかもしれません。
ただし2013年に淡路島地震がありましたが。。

あくまで近畿地方限定ですが、
逆に起こっていない、滋賀県北部、滋賀県南部、
京都府南部(慶長伏見地震のような)などは注意が必要かもしれませんね。
奈良のスラブ内地震のスパンが50年くらいなら、
吉野地震のような地震にも注意が必要なのかもしれません。


三宅島の群発地震など銭洲海嶺の地震が
昭和の東南海地震のような前兆現象ならば、
その例(1936年→1944年)からすれば、
2013年から8年以内のような気もしますし、
また、安政の南海トラフ地震(1854年)の例からすれば、
5か月前の伊賀上野地震にような内陸型の地震が発生しそうです。

もし仮に2015年に南海トラフ地震があるとすれば、
やはり、今年や来年には内陸型の巨大地震への警戒が必要な気がしますね。


Shirahama (wakayama) / PYONKO


(余談)
それにしても、地震はいつ起こるかわからないですよね。
東南海地震前の銭洲海嶺の群発地震は1936年から始まり、その8年後に本震。
1899年の有馬鳴動で兵庫県南部に地震があるのではないかと言われても、
実際に起こったのは16年後の1916年 明石付近で地震 M6.1。
阪神大震災前の猪名川町の群発地震は1994年11月から始まり、
翌年1995年1月に大震災が発生したので、2か月後。

群発地震という前兆現象があったとしても、こんなに時間差があったり。

8年後や16年後もあれば、たったの2か月なんて場合もあるので、
やはり油断は大敵ですね。
タグ:地震の雑学
posted by ポジタリアン イエロー at 21:52| ブログ
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