2014年05月17日

美味しんぼ休載と集団的自衛権ごり押しと



原発反対と書いていながら、
これまで美味しんぼの騒動についてはスルーしてきましたが、
とうとう美味しんぼは休載へと追い込まれたようです。

美味しんぼ、編集部見解掲載へ 「表現のあり方見直す」 朝日新聞 2014年5月17日
美味しんぼは次号からしばらく休載するという。

この騒動、主に福島県という地方自治体と
政府などが主体となって批判していましたが、
その特殊な背景を見てみたいと思います。


まず、前提として、2011年3月11日の東日本大震災に伴う
福島第一原発事故発生後、
ツイッター上では確かに「子どもがまた鼻血出してる、心配」などの
ツイートが、しかも東京近郊の子供たちの話題であったのを覚えています。

そういう背景から、環境省の公式見解は、
「放射線被ばくが原因で、住民に鼻血が多発しているとは考えられません」
ということなんだと思います。
美味しんぼの「鼻血」シーンに過剰反応する石原環境大臣 小笠原誠治の経済ニュースに異議あり!

「因果関係が今のところ、わからない」

「わからない」から「被ばくは原因じゃない」
…ということなんだと思います。


ちなみに、現在も帰宅困難地域と避難指示解除準備区域でしたか、
今も現地に住むことが出来ない双葉町(主に埼玉に避難)では、
「現在、原因不明の鼻血等の症状を町役場に
訴える町民が大勢いるという事実はありません」だそうです。
ジャーナリストが「美味しんぼ」原作者の「リンチ」呼びかけ? 石井孝明氏、批判されツイートを削除 J-CASTニュース 2014年5月8日
現在の双葉町の詳細は双葉町 - Wikipedia
※現在の双葉町役場は
 埼玉県加須市から福島県いわき市東田町二丁目19-4 
 2013年6月17日に移転しているそうです。

「現在…大勢いる事実はない」って
逆に考えたら、当時はあったかもしれませんね。


さて、これほどまでの騒動になったのはなぜなんでしょうか?
気になる内容がいくつかありました。

ジャーナリストが「美味しんぼ」原作者の「リンチ」呼びかけ? 石井孝明氏、批判されツイートを削除 J-CASTニュース 2014年5月8日
「美味しんぼの件は、見せしめにぴったり。
(略)
祭りは『血祭り』の方が興奮するし。
嫌いな人民裁判に、私も乗ろう。風評被害撲滅の大義のため」

「私は漫画という文化に敬意を持つが、
社会に意味のない漫画なら見せしめのためにリンチをして、
吊るし上げても、影響はないだろう。
だから心置きなくリンチして木に貼付けにしてやりましょう」

「放射能ママも電波系放射能デマッターも、今が戻るチャンス。
『騙されていました。スピリッツのバカ』と
抗議して知らぬ顔しましょう
(略)
きっかけのため雁屋哲をリンチしましょう」

…とツイートされていたとか。


さらに、こんなこともあったようです。
コンビニでのスピリッツ販売を中止に追い込むことが働きかけられた
美味しんぼ鼻血騒動収まらず環境相まで苦言呈す展開に、続編も過激で炎上拡大か「こりゃ完全にアウト」 BuzzNewsJapan 2014年5月11日
ネットでは小学館とスピリッツにも編集責任があるとして
雁屋哲氏の主張は顧みられることなく、
小学館とスピリッツの責任を問うとする動きが続いており、
効果的な策として
コンビニでのスピリッツ販売を中止に追い込むことが
働きかけられています。


これでは、たとえ体調が悪い人がいても、
言ったらダメという空気になりかねません。
それを国民が作っている、国民が自分たちの首を絞めている
そんな雰囲気すら感じます。

政府が言う

政府に逆らうやつは血祭。営業できなくしてやる!

やむなく撤回

これでは、政府が間違っているときに歯止めが効かなくなりますね。


こうした中、この一連の騒動に反対意見もあったようです。

つなごう医療 中日メディカルサイト 「美味しんぼ」登場の医師 「すべて事実。抗議は被災者に失礼」 2014年5月13日
放射線アドバイザーとして年間数十日、町内に滞在し、
多くの被災者から「鼻血が突然出る」「せきが止まらない」
「体がだるい」などの症状を聞き取ったという。

「事実無根≠ニいうのは、その人たちに失礼だ」と反論した。


美味しんぼ抗議は「表現の自由侵害」 福島の市民団体:朝日新聞デジタル 2014年5月15日
「(描写は)根拠のない風評ではなく、体験に基づく見解だ」と反論した。


そして、表現の自由という観点からもこんな話が。
「美味しんぼ」叩きに「疑問」の声 茂木健一郎「特別視する理由がわからない」松本人志「漫画家さんが神」 J-CASTニュース 2014年5月13日
松本さん(ダウンタウンの松本人志さん)は
美味しんぼ騒動に言及する中で、
作品はみんなで作るものではなく作者のものであるとして、
「外部の人間がストーリーを変えろとかいうのは、
ちゃんちゃらおかしな話なんですよ」とコメント。

伊集院さんは
「僕の被害妄想、誇大妄想かもしれないけど」と前置きした上で、
「政治の人たちが色んな発言をしていく中で変な盛り上がり方をすると、
漫画で言っていいことの(規制)話になりかねない」と話した。


去年は特定秘密保護法、
そして今年は長年の政府見解を捻じ曲げ、
憲法を改正することなく集団的自衛権を押し通そうとする政府。

そんな中、逆らったら「血祭」や「営業できなくされる」のでは、
誰も何も言えない社会になってしまいます。

今やNHK会長も政治的中立性を疑われるおかしなことを言う時代。
国境なき記者団が出している報道の自由度ランキングでは、
去年2013年はとうとう59位(顕著な問題のある国)に。
2010年以降の報道の自由度ランキング(2010年〜2013年)にみる日本の状況
顕著な問題のある国というランクに位置付けられたのは、
主要先進国で唯一なんですよね。


「空気を読む」のではなく、「真実を見極める」国民でないと、
子孫に正しい国を渡せなくなる…
いや、子孫に残すのはさらなる「原発の多大なるゴミ」
「汚染された土地」「膨大な借金」になってしまいます。

前にも書きましたが、
秩父神社のお元気三猿のように、
「よく見て、よく聞いて、よく話して」でないと大変なことになる気がします。
見ざる、聞かざる、言わざる…いえいえ、よく見て、よく聞いて、よく話して!


秩父神社のお元気三猿(埼玉県秩父市) / 京浜にけ

※ここの追記として書いた内容は、一つの記事として、
福一は「コントロールされている」の安倍さん。今度は「他県と全く違いはない」と。
に移行しました。
タグ:原発 一言
posted by ポジタリアン イエロー at 10:18| ブログ
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