2014年05月31日

原発推進の流れはなぜ起こる?心理と経済


Visual Psychology / h.koppdelaney


原発推進政府による原子力規制委員会骨抜き化
川内原発再稼働に対する火山学者の意見の続きです。

福島第一原発事故を見ても、
政府や経済界がこの原発推進の流れを加速させるのはなぜなんでしょうか。

お金の力の怖さですが、経済の仕組みをちょっと振り返ると…。
貧富の差は何がいけない?経済はこの先どうなる??
古典的資本主義(金による平等 強欲)
世界大恐慌 → 第二次世界大戦 → ケインズ経済学が主流(反省 修正資本主義)

マネタリスト(新古典派)により強欲は善 ←今ここ

そこには、こんなことを書いてましたね。
強欲は善 金による平等 金の力で何でもできる 
…という時代は金の力で独占や独裁を目指そうとするもの。
 一部に資金が集まり(労働力を安く買い)、その他大勢が苦しい生活になる。


お金は集まれば集まるほど、
その力によって、周りをねじ伏せ、巨大化できる。
お金の力で権力を買うことが出来れば、集金マシンはさらに安定化する。

独占や独裁は、周りを犠牲にすることで成り立つんですね。


原発推進の心理と経済
不確実性の経済学という分野があるんですが、
そこで使われる3タイプのヒトの例を使って考えてみましょう。

3タイプとは「危険愛好型」「危険中立型」「危険回避型」です。
ヒトにはこの3タイプがいるようです。
主に、投資のポートフォリオなどでの考え方なのですが、
原発に絡んだ経済で考えてみると…。

危険愛好型:周りを犠牲にしてでも、やりたいこと(利益を生むこと)はやる。
危険中立型:どっちつかず(世の中に対して無関心、長いものに巻かれる)
危険回避型:福島第一原発事故を見て、危険性が高いため、脱原発へ。

こんなふうに、なるかと思います。

次に、一番大きなポイントは利害関係者ですよね。
原発があることによって、生活が成り立つ、所得が著しく増えるヒト。
原発マネーをたくさん受け取ってる、原発関連で働いているなど。

電気は使ってるけれども、原発である必要はなく、
その事故が起こった場合に多くの被害をこうむるのが多くの国民のはずです。

前者を原発利益享受者、後者をその他の国民とすると、
原発利益享受者でも、福島第一原発事故で危険回避型になる人がいたでしょうし、
その他の国民でも、危険を深く考えない人もいるでしょう。


福島第一原発事故直後では、おそらく
原発利益享受者で危険愛好型だけが原発推進。
原発利益享受者でも危険回避型は原発反対。
その他の国民の危険回避型、危険中立型は原発反対だったでしょう。

この後が、お金の力です。
ひとつは(お金を渡して)都合のいい意見を言ってもらう。
もう一つの作戦は、原発再稼働しないと電気代値上げするぞ、したぞ、
値上げするぞって(お金を奪って)再稼働を促す。


危険回避型の原発利益享受者もお金の力で原発推進に戻ってしまう。

危険中立型の国民は、原発再稼働しないと電気代値上げ!で、
目先の生活環境の厳しさから、
原発再稼働しないと生活がさらに苦しくなるから再稼働!

お金の力で権力を牛耳れると
「お金を渡す」「お金を奪う」で意見を押し通すことができるんですね。

本来、「お金を奪われる」側は戦えばいいのですが、
危険中立型はそもそも無関心で、長いものに巻かれるタイプなので、
政府の意見(原発推進)を使って、
自薦の用心棒となって(意見のバックには政府がいるという自尊心)、
本当は自らが危険にさらされるにもかかわらず、利益も得てないにもかかわらず、
原発利益享受者とともに戦ってくれるヒトになります。

※自薦の用心棒とは、
 集団心理や社会的影響の結果得られた規範を、擁護しようとする存在。
 要するに空気を読んで(力関係)、長いものの肩を持って自分の居場所を作る。


私の妄想ですが、
政府や電力会社は、こういう心理や経済を巧みに使っている気がします。

さらに、よってたかって食い物にする。
赤信号みんなで渡れば怖くない。のように、
誰か一人の責任じゃなく、流れを作っていく。


善管注意義務と「異常に巨大な天災地変」
原発推進の流れは、
お金の力で一気に戻っていく流れになっているように思いますが、
本当に一番怖いのは、福島第一原発事故でさらなる仕組みができたこと。

善管注意義務(ぜんかんちゅういぎむ)って言葉、
社会人になりたての頃、研修で習った方も多いかもしれませんが、
業務を委任された人の職業や専門家としての能力、
社会的地位などから考えて通常期待される注意義務のこと。
善管注意義務 とは - コトバンク

刑事事件にならなくても、民事で問題になる注意義務です。
善管注意義務違反って言いますよね。

このあいまいな注意義務は、
多くの場合、それぞれの企業で規定されたりしていると思うんですが、
※例えば守秘義務もそのうちの一つですよね。
おそらく規定通りに働けば、義務違反にはならないというもの。

そこで、気になるのが、
あの福島第一原発事故での内容。

「原子力損害の賠償に関する法律」第三条によると、
原子力事業者は原子力損害に対して無過失責任を負うことになっている。
しかし、但し書きに
「その損害が異常に巨大な天災地変又は社会的動乱によって生じたものであるときは、この限りでない」と免責規定がある。

今回の震災が「異常に巨大な天災地変」にあたれば
東電に賠償の責任はないことになる。
善管注意義務 −なぜ東電の勝俣前会長は堂々としていたのか:PRESIDENT Online - プレジデント

異常な天災かどうかが問題とされたわけですが、
この福島第一原発事故前にも、
堤防をもっと高くした方がいいという意見もあったようです。
その意見はもみ消されたようですが、
都合よく利用できる話ですよね。

本来ならば、福井地裁の判決のように、
福島第一原発事故を判断材料に、危険を認知するのが当然ですが、
「原発の危険に関する教科書」福井地裁大飯原発運転差し止め判決要旨全文まとめ
現状は、反対意見を力でねじ伏せ、
原発推進政府による原子力規制委員会骨抜き化
川内原発再稼働に対する火山学者の意見
知らぬ顔をして、万が一の場合は「予知できない異常な天災」として、
だれも責任を取らずに処理。そして、また原発を再稼働させて利権を楽しむ。。

原子力規制委員会と政府 → 再稼働安全!
(反対意見はねじ伏せて知らぬ顔)

大地震で大きな事故、もしくは大噴火で大きな事故

原子力規制委員会に従ったので善管注意義務を果たした。
「異常に巨大な天災地変」で予知できなかった。

国民を犠牲にしながら、また、再稼働できる。
※この仕組みで無限ループに。


こういうことが出来る可能性がある。というか、なる可能性がある。

要するに、お金の力で、
一部の利害関係者のためだけのための国づくりが出来るんですね。

それを回避するのがいかに難しいか、
国の膨大な借金とともに、
未来の日本人に対して申し訳ない気持ちになってしまいますね。

この流れ、止まりそうにないですが、止めないと行きつくところまで行ってしまう、
そんな空恐ろしい思いになってしまいますね。


Storm Clouds / TalAtlas
(
タグ:心理 原発
posted by ポジタリアン イエロー at 10:01| ブログ
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