2014年06月10日

富士山噴火の歴史と富士山は嘘をつく火山!?


Japanese beauty -Mt. Fuji- / skyseeker


M9以上の超巨大地震では必ず近くの火山が噴火する?
富士山といえば、噴火すると大きな被害が予想される火山ですね。

時折、政府や静岡県などの被害の試算や
噴火が起こった場合のシミュレーションなどのニュースを見たりします。

特に、世界的にはM9以上の大地震後、近くの火山が噴火するのは100%
なんて言われることがあります。
「世界で20世紀以降に起きた計5回のM9以上の巨大地震では、
その後、例外なく噴火が起きているからだ。」
藤井敏嗣・火山噴火予知連絡会会長(マグマ学)
M9クラスの大地震後、例外なく4年以内に近くの火山が噴火しているって、ホント... - Yahoo!知恵袋

1.1952年カムチャッカ地震 M9
  カルビンスキ(翌日)ほか2火山が3か月以内
  3年後のベズイミアニは1000年の休止後
2.1957年アンドレアノフ地震 M9
  ヴィゼヴェドフ(4日後)、オクモク(5か月後)
3.1960年チリ地震 M9.5
  コルドンカウジェ(2日後)ほか3火山が1年以内
4.1964年アラスカ地震 M9.2
  トライデント(3か月後)、リダウト(2年後)
5.2004年スマトラ地震 M9.2
  タラン(4か月後)、メラピ(1年3か月後)、ケルート(3年後)ほか
NHK そなえる防災 大地震は火山噴火を誘発する!

考えられているメカニズムは、
1.大地震による周囲の岩盤の応力変化によってマグマだまりの圧力が減少
2.マグマが発砲して軽くなって上昇を開始する
NHK そなえる防災 大地震は火山噴火を誘発する!

こうしたことから、
東日本大震災後(今も)富士山が大噴火するんじゃないの?
という懸念が持たれているんですね。


2000年10月ごろ〜2001年5月ごろに急増していた低周波地震
富士山のデータといえば、
火山活動連続観測網 VIVA ver.2
火山活動連続観測網 VIVA ver.2 富士山観測データなどで見れたりします。

この1年の地震と震源分布図↓

火山活動連続観測網 VIVA ver.2 富士山観測データより

1年を通して、それほど大きな変化がないように思えますね。

上の図での赤丸は低周波地震というものですが、
低周波地震とは、周波数が1Hzから2Hz程度の地震のことで、
通常の地震は10から20Hz程度だそうです。
低周波地震は、マグマや熱水が関連して発生するものと考えられてる…
ということで、火山観測に利用されているデータになっているもの。
プレスリップと低周波地震 地震と火山についてちょこっと勉強中

実はこの低周波地震が急増した時期が2000年代初頭にあったそうです。


静岡大学防災総合センター 6.火山観測と噴火予知・防災

平成12年(2000年)10月頃から翌年5月まで、
富士山地下10〜20kmを震源とする低周波地震が一時的に急増し、注目を集めました。
(中略)
分析の結果、このときの低周波地震の急増はただちに噴火など
活発な火山活動に結びつくものではないとされましたが、
富士山が活火山であることを広く再認識させ、
観測の強化、ハザードマップ作成の動きなどにつながりました。
静岡大学防災総合センター 6.火山観測と噴火予知・防災
…だそうです。

ほかにも宝永大噴火(1707年)の
約4年前の元禄関東地震(1703年)の後にも
富士山の地下の浅い部分に上ってきたマグマが群発地震を起こしたそうです。
このときも噴火には至らなかったそうです。

そうしたこともあり、
富士山は、前兆が観測されたからといって
必ず噴火するわけではないという、やっかいな面をもつ
いわば「ウソをつく火山」とも言われているようです。
静岡大学小山研究室 富士山噴火

宝永大噴火(1707年)といえば、一番最近の噴火ですね。
その49日前には宝永地震(南海トラフ地震)がありました。

このときの火山噴火の流れを見てみると…

1703年12月31日 元禄地震(関東大震災同様の海溝型地震)

富士山が群発地震を起こす

噴火には至らず

元禄地震から約4年後
1707年10月28日 宝永地震(南海トラフ地震)

宝永地震の余震と宝永火口付近直下の浅い地震活動が続く

1707年12月15日 富士山の山麓一帯ではM4から5程度の強い地震が数十回

宝永地震から49日後の1707年12月16日 宝永大噴火
(参照)宝永大噴火 - Wikipedia

ちなみに今回の東日本大震災では…
2011年3月11日 東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)

2011年3月15日 静岡県東部地震Mj6.4 静岡県富士宮市で最大震度6強
 という地震で緊張が走る

今(2014年6月現在)火山噴火に至らず
静岡県東部地震 - Wikipediaによると、
 火山噴火予知連絡会副会長の中田節也は、
 震源が富士山のマグマだまりのすぐ上、
 山頂の南4kmの深さ約15kmであったことから、
 「あのとき、富士山が噴火しなかったのが不思議でならない」と述べている。
…だそうです。


富士山の噴火史
現在の富士山になるまでにいくつかの過程がありました。
アメリカ セントへレンズ火山の1980年の噴火前と噴火後

約20万年前:愛鷹山が2,300m、小御岳が2,400mで存在。
約2万5千年前:古富士が出来て約2,700mに。
約1万年前:新富士3,776mに。

この現在の富士山となった
約1万年前から最後の噴火である1707年の宝永大噴火まで
100回を超す噴火を繰り返したそうです。
ハローナビしずおか 静岡県観光情報-富士山の概要

有史以降の富士山の噴火を
富士山の噴火史 - Wikipediaで見てみると…

781年 噴火
800年〜802年 延暦大噴火
864年 貞観大噴火 ※(東日本大震災と酷似する貞観地震は869年)
937年 噴火
999年 噴火
1033年 噴火
1083年 噴火
1435年〜1436年 噴火
1511年 噴火
1704年 鳴動 ※前述の群発地震のことのよう
1707年 宝永大噴火


貞観大噴火という名前でも貞観地震の前の噴火なので
地震に誘発された噴火ではないようですね。
超巨大地震後であっても、
東日本大震災は太平洋プレートと北米プレートの境、
富士山はユーラシアプレートとその下はフィリピン海プレート。

この先はわかりませんが、
プレートが異なるので噴火には至らなかったのかもしれませんね。

元禄地震は北米プレートの下に潜り込むフィリピン海プレートの地震。
(参照)関東地震 - Wikipedia
この後でも噴火に至らなかったわけですが、
ユーラシアプレートとフィリピン海プレートの境界で起こった
宝永地震(南海トラフ地震)では、
富士山にとっても関係のあるプレートばかりなので、噴火したのかもしれませんね。
タグ:火山
posted by ポジタリアン イエロー at 09:47| ブログ
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