2014年06月15日

詐欺する側が考えるであろう信頼を得るための手法について考えてみる


Money / 401(K) 2013


不況になればなるほど、詐欺事件はどうしても増えると思うのですが、
昨今は、より巧妙になってきている気がしますね。

最近、心理について考えるのが私のマイブーム(笑)なので、
詐欺する側が考えるであろう信頼を得るための手法を考えてみました。


詐欺師が信頼を得るための手法
強引に奪い取る泥棒や強盗などと違うので、
基本的には人づきあいの中から始まるような気がします。
そのため、相手に詐欺師がいい人と信じ込ませないといけません。
その手法について考えてみました。

1.多くの人がなんとなく認知している真実っぽい内容を織り交ぜて信用させる
…テレビで見た、聞いたことがある。なんとなく知っている。
 そんな内容から入って真実っぽくまとめる。
 実際には虚偽の内容でも、
 知っている、聞いたことがあるという内容なので信用しやすい。

2.ヒトとして信用されるように頻繁に顔を見せる。
…ずっと顔を合わしていると、いつのまにか、なんとなく知ってる人となる。

3.存在しない会社でも、まるで有名企業のような名前を付ける。
…どこかで聞いたことがある企業名だと、安心感につながる。

4.いろんな話題をふって、いい人をアピールして信頼させる。
…役立つ話題などでいい人をイメージづけ出来る。


こんな感じで考えてみましたが、どうでしょうか。

ヒトに近づく → 信用させる → 詐欺をする。

上の方法はありがちな方法だと思うのですが、引っかからないようにしたいですね。


さて、この文章、実は以前書いた記事を元に作ったのですが、
おわかりになったでしょうか?

実は、上の「詐欺師が信頼を得るための手法」を書くのが
この記事の目的ではなかったんです。

マスコミをついつい信用してしまう、その理由や心理とは?
という記事を書きましたね。
そこでの「マスコミを信用してしまう心理」を詐欺に例えて、書き直しただけです。

つまり、上の方法が詐欺師のよく使う方法だね!って思われた方、
実はそれは、マスコミがヒトを信用させるときと同じ手法ということになります。


それこそが、マスコミの持つ力の怖さであり、
だからこそ、高い公共性と中立性が求められるんですね。


「マスコミを信用してしまう心理」をもう一度載せてみると…
1.初めて知ったことを正しいと思う
…ひよこは初めて見た動くものを母親と思って付いていきますね。
(参照)刷り込み - Wikipedia
 ヒトも同じ事象のニュースだったら、
 初めて見たほうをなんとなく正しいと思い込みやすい性質があるようです。
 知っていることなら、判断できますが、
 知らないことはまず最初に覚えようとします(赤ちゃんと一緒)。
 よほど疑ってかからないと、自然と正しいと思い込んでしまいがちです。

2.同じ人がずっとニュースを伝えることにより親近感が生まれる
…毎回、違う人がニュースを読むよりも、
 同じ人が毎日ニュースを読むほうが、
 いつの間にか、人柄を想像したりして親近感や信頼感が湧いてきます。
 その信頼は真実かどうかというよりも、毎日出会う親近感。

3.巨大な組織は悪いことはしないだろうというイメージが生まれやすい
…巨大な組織の場合、組織立ってきちっとするだろう、
 様々なチェックが行き届きやすいだろうという勝手な推測が出来上がりやすい。
 逆に、個人や小さな組織の場合、
 細かなミスに気が付きにくい可能性があるのでは?
 と思いがちになります。

 一人でチェックした場合と、三人の目でチェックした場合では、
 当たり前ですが三人の方がミスを発見しやすいですね。
 小さな組織の場合、人数上チェック体制に不備が出来るかもしれませんが、
 大きな組織の場合、なんとなくきちっとチェック体制が出来てそうなイメージに。

 それらが勝手な推測で、現実には巨大企業でも
 (働く人にとっての)ブラック企業はありますよね。

4.ニュースばかりではなく、親近感が生まれるコーナーで、信頼感を醸成する
…たとえば、ニュースの中にスポーツニュースや気象情報などを入れて、
 その人が気になる情報を織り交ぜると、
 そのニュースに対する信頼性も高まります。

 なぜなら、その人の得意分野の内容が、
 例えば気象なら、気象情報が正しいと判断すれば、
 他のニュースも正しいだろうと推測してしまいがちになるためです。
マスコミをついつい信用してしまう、その理由や心理とは?


ヒトは自らの責任の元、きちっと考え、真実を見破らないと
いつでもどこでも、人や組織、場合によっては国に対して信用してたのに…
となって、詐欺に遭うかもしれません。

詐欺は人の欲望に働きかけます。
もちろん、欲望(たとえば食欲や生理的な欲望、自己を高めたい欲望など)が
なければいいというものではなく、人が人らしく暮らしていくために必要なものです。

でも、欲望が過ぎて強欲になると、それだけ落とし穴が待っているかもしれません。


エージェンシー理論
経営学などに、エージェンシー理論というのがありますが、
利害の不一致や情報の非対称性によって、
代理人(エージェント)が依頼人(プリンシパル)に虚偽の説明をして、
私腹を肥やす可能性があるので、それを阻止するには…という理論です。
エージェンシー理論とは 証券投資用語辞典

※利害の不一致は、
 たとえば、会社の場合の資本主が依頼人、雇われ社長が代理人とすると、
 資本主は会社の利益が最大になって
 自らが私腹を肥やしたいために雇ったわけですが、
 代理人は会社の利益よりも自らの私腹を肥やしたいので、
 原資は会社の利益でも依頼人への報告時に代理人有利な報告をする可能性。
※情報の非対称性は、
 上の例だと、
 資本主は事業の細かな内容がわからないですが(情報弱者、情報劣位者)、
 雇われ社長は自ら経営しているので、細かな内容も知っているうえ、
 財務諸表を作る側なので(情報強者、情報優位者)、
 虚偽の財務諸表を作ることすらできる可能性。

古くからある考え方ですが、
代理人が依頼人を裏切るのは、
先にあるように利害の不一致と情報の非対称性のためなんですね。
そこを用いて、詐欺をします。

これらは、国民(依頼人・情報弱者)と代議士・国会議員(代理人・情報強者)や、
官僚へ仕事を頼む国会議員(依頼人)と情報を一手に担う官僚(代理人)、
税金を納める国民(依頼人)と税金を正しく使うことが望まれる官僚(代理人)
という関係でもみてとれることがお分かりだと思います。

さらに、企業が官僚(代理人・情報強者)を通じて、
国会議員(国民の代弁者・情報弱者)を手玉に取ることができる関係、
でも当てはまります。

そもそも利害対立関係にあるのに、寄り添っているふりをする。
それは制度上(仕組み上)信じても大丈夫なものなのか
再考する必要があるんだと思います。

信じてもいいというのは、制度上(仕組み上)不正が行えない仕組み、
それも誰かの一存(誰かの権限)じゃなくて、
どんな人の場合でも自動的に不正が見破れるシステム、
不正を見つけられるシステム(内部統制)がきちっとできているかどうかです。

残念ながら、政府の中には存在しているようには思えませんが。。
∵それはお手盛りで法律を決められる存在だからですが。

(追記)
  ちなみに、ここの襟を正せれば、
  日本は初めて戦前の悪い習慣から脱却したと思えるのですが。
  悪いことできる、だませる という心が、
  国民をたきつけて、国民を盾にして、愛国心を煽れる。
  多くの国民のあるべき所得を一部の人間にだけ割り振れる。
  どんな手を使っても、マスコミが国民を信じ込ませてくれる。
  そんな心は、戦前から今も治らないのは、
  かたくなに本当の意味での内部統制(襟を正す)気がないんですね。
  本当に残念です。同じ過ちをまたしても同じ手段で行われていることに。


Money at hand / Don Hankins


ちなみに、面白いツイートがありました↓

これもひとつの心理を突いた掌握術ですよね。悪利用ですが。。
この内容に思い当たる節がないですか?
タグ:心理 コラム
posted by ポジタリアン イエロー at 11:41| ブログ
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